この記事では、FMトランスミッターの仕組みや使い方、車内で使う際の選び方やおすすめの人気FMトランスミッターを紹介しています。
車で旅行に行くとき、ドライブするときに欠かせないもの…それは「音楽」。音楽を流せばテンションも上がり、車内での時間も大切な思い出になること間違いなし。
だけど、CDを忘れてしまったり、iPhoneでいつも聴いてる音楽を流したい!といったこともあるはず。そんなときに役立つのがFMトランスミッターです。
FMトランスミッターがあれば、CDがなくても、車内のFMラジオから音楽を流すことができます。
FMトランスミッターにはBluetoothタイプや有線タイプ、音楽を再生する以外の様々な機能がついたものが多数あります。
それでは、FMトランスミッターの仕組みを徹底解説し、選び方のコツや使い方、さらには人気のおすすめFMトランスミッターをピックアップして紹介していきます!
FMトランスミッターとは?
FMトランスミッターは、接続した機器の音楽を車内のFMラジオで流すことができるオーディオ用アクセサリーです。
もう少し詳しく説明すると、例えばFMトランスミッターとiPhoneを接続したとします。接続後、iPhoneから音楽を再生するとFMトランスミッターが再生中の音楽をFMラジオの周波数に変換して、送信します。変換された周波数を車のラジオが受信し、再生している音楽がラジオから流れる仕組みとなっております。
聞きたい音楽がたくさんあるからCDがどんどん増えて収納場所がもういっぱい…という方にはFMトランスミッターはおすすめです。本体はとってもコンパクトなので、iPhoneなどの音楽再生機器さえあればCDのようにかさばらず、車内がスッキリします。
電源供給方式
シガーソケット
FMトランスミッター自体の電源はシガーソケットからとるものがほとんどです。
お使いの車にシガーソケットがついていれば、FMトランスミッターを挿し込みエンジンをつけるだけで電源を取ることができます。
シガーソケットタイプのFMトランスミッターの場合は、接続する車種の電圧に対応しているか確認が必要です。お使いの車の電圧を調べるときは搭載されているバッテリーの個数を確認しましょう。
1つにつき12Vのため搭載されているバッテリーが1つならDC12V、2つならDC24Vとなります。そのため一般的な車の場合は「DC12V」、トラックやマイクロバスは「DC24V」となります。「DC12V」対応のFMトランスミッターを「DC24V」の車に使用すると電圧が強いため故障の原因になりますので、気をつけましょう。
電池式
車によってはシガーソケットがないものが稀にあります。その際には電池式のFMトランスミッターをお選びください。電池が切れると使えなくなるので予備の電池も準備しておきましょう。
接続方式
Bluetoothタイプ
今最も人気なのがBluetoothで接続するタイプです。有線タイプとは異なり、ケーブルが不要です。絡まったりするストレスもなく、見た目にもスッキリしてておすすめです。
接続方法はとても簡単。FMトランスミッターの電源をオンにするとペアリングモードになります。接続する音楽再生機器の設定からBluetoothをオンすると対象のFMトランスミッターの機種名が表示されますので、そちら選択すれば接続完了です。
ペアリングするのが面倒と感じる方は、一度ペアリングを完了すれば、最後に接続した機器と自動接続がされる機能のあるFMトランスミッターを選びましょう。
Bluetoothタイプは有線タイプよりも音質が低下する場合があります。Bluetoothタイプを使うとき、音質が気になる方は対応コーデックの確認をしましょう。対応コーデックについては次で説明します。
対応コーデック
コーデックとは「音声圧縮形式」のことです。
BluetoothタイプとペアリングをするとスマートフォンからFMトランスミッターへ音楽が転送がされます。転送する際には音楽のデータそのままだとデータ量が多いため、一度圧縮してから転送がされます。圧縮されたデータが転送先のコーデックと異なると、音質の低下や遅延が発生いたします。
そのためスマートフォンと接続する際には、接続するスマートフォンとFMトランスミッターの対応コーデックを確認しましょう。接続する再生機器に対応したものを選べば、音質が良くなる傾向があります。
- SBC・・・万能タイプ。音質は他のコーデックと比べると劣る部分はありますが、iPhone、android関係なく使える圧縮形式です。
- AAC・・・高音質で音楽再生が可能。主にiPhone等のApple製品に対応した圧縮形式。
- apt-X・・・Androidで使われている圧縮形式。遅延が少なく、AAC同様に高音質で音楽を楽しむことができます。
有線タイプ
音質重視なら有線タイプが良いとされています。Bluetoothのように音楽のデータを変換する必要がないため、その分、音楽再生機器の音源をそのまま楽しむことができます。デメリットとしては、ケーブルが絡まったり、邪魔と感じる点です。
FM周波数の切り替え
運転中、近くのFMトランスミッターが同じ周波数で音楽を流していた場合、混線してノイズが発生します。そんなときに混線しているFM周波数とは別の周波数に切り替えることができれば、混線を避けることができます。
周波数は切り替えボタンひとつで変えることができるものが多いため、運転中でも簡単に切り替えができます。
+αの機能
FMトランスミッターには音楽を流す以外にも便利な機能がついているものがあります。例えば...
ハンズフリー通話
ビジネスマンにとって移動中の時間でさえも無駄にしたくないと思っている方もいるはず。車の運転中に取引先からの重要な電話が!といったときにFMトランスミッターにマイク内臓のハンズフリー通話機能があれば運転中でも通話できます。
電話にでるときもFMトランスミッター本体にあるボタンで簡単にでることができます。通話中はくれぐれも運転に気をつけてくださいね。
外部充電
充電用のコネクタが搭載されていれば、音楽を聞きながらスマホの充電が可能です。また充電用コネクタが2つあるFMトランスミッターもあるため、スマホ、タブレットを2台同時充電ができます。一石二鳥な便利機能ですね。
(※充電時には充電する端末のケーブルを別途用意する必要がありますので、ご注意ください。)
外部充電ができるFMトランスミッターには予めスマートフォン用の充電ケーブルが付属してあるものもあります。別途用意するのが面倒という方は、セットになっているものを選ぶことをおすすめいたします。
おすすめのFMトランスミッター10選
FMトランスミッター/Bluetooth/USB2ポート付/3.4A/おまかせ充電/重低音モード付
最大8台ものスマホ等のBluetooth機器と同時にマルチペアリングができるFMトランスミッターです。家族、友人とお気に入りの音楽を持ち寄りかけあえば、ドライブがもっと楽しくなること間違いなし。低音に重きをおいた『重低音モード』の切り替えができて、EDMなどノリよく楽しみたいドライバーに向いています。
エンジンを切った際に最後に設定していた周波数を記録してくれる『ラストメモリ機能』に対応。乗車するたびに毎回周波数を調整する手間が省けて便利です。
スマホやタブレットを充電できるUSBポートが2ポートついています。合計で最大3.4A出力対応なので、運転中に携帯端末の2台同時充電が可能。2台のスマホを持ち歩いていたり、同乗者と一緒にスマホの充電ができて便利ですよ。
また、充電時には接続した機器を自動的に見分けて、最適な出力で最速充電をしてくれる「おまかせ充電」機能がついています。iPhoneやAndroidスマートフォン等の種類の違う端末でも、何気なく接続するだけで効率的な電力チャージができますよ。
FMトランスミッター/Lightningコネクタ/2.4A/重低音タイプ/141ch
Lightnigケーブル(約100cm)を搭載したiPhone・iPad用のFMトランスミッター。デバイス側のOSアップデートに対応するMFi取得済みの品質です。Bluetoothの接続ではなく、Lightnigケーブルで接続することで安定した通信を実現。シガーソケットに挿してLightningケーブルを接続するだけで音楽再生ができることから、アップル製品を使っているユーザに人気のあるFMトランスミッターです。
141のフルチャンネルに対応して、周波数帯を記録するメモリ機能付き。LED表示により夜間の暗い車内でも周波数の確認が容易におこなえます。また、首振り機能があり、シガーソケット周辺の車内環境に合わせて快適な配置へ調整することも。
しかも、音楽再生用のトランスミッターの役割だけでなく、iPhoneやiPadの充電を同時に行えることが便利。最大で2.4Aの出力でiPhoneの電力チャージが可能です。充電するときにLightnigケーブルを別途用意したり、持ち込んだりする手間が省けるのもポイントですよ。
また、重低音ブースト機能を搭載しているので、普段聞いている音楽がより迫力のあるサウンドで楽しむことができます。価格は少しお高めですが、接続の安定性と音質を重視したいドライバーにはおすすめしたいですね。
NFC Bluetooth FMトランスミッター BlueMusic
スマホやタブレットなどのBluetoothデバイスを最大5台まで記憶してくれる珍しいFMトランスミッターなので、後部座席にいる家族や友人も操作できる利便性が特長です。スマホ内のApple Musicなどの音楽アプリで再生や停止はもちろん、ボリューム調整や曲送り・曲戻し等をコントロールできます。いちいちFMトランスミッター本体をいじる必要がなくて便利ですよ。
本体には最大出力2.1Aでスマホを充電できるUSB-Aポートが1つあります。iPhone、Androidスマホ問わず使えるだけでなく、タブレット端末の電力チャージにも活躍してくれます。
さらにマイクが搭載されているので、スマホにかかってきだ電話をワンプッシュで受電することも。通話相手の声がカーステから大きく聞こえるので走行中の車内でも聞き取りやすいメリットがあります。
車内のカーステレオからスマホ内の音楽を流せるだけでなく、ケーブル接続でスマホやワイヤレスイヤホンなど様々な電子機器の充電やハンズフリー通話に活用が見込める3in1のFMトランスミッターですよ。
ZUS ユニバーサル HDミュージック カーオーディオアダプターFMトランスミッター
高音質コーデックのQualcomm aptXに対応したAUXケーブル付FMトランスミッターです。ワイヤレスでも音質の低下を気にすることなく、高音質の音楽を楽しむことができます。(※ご利用のスマートフォン端末がQualcomm aptXに対応している必要があります。)ケーブルはフラットな形状で同梱の粘着テープを使ってダッシュボードに貼り付けておけば絡まったり、邪魔になることはありません。本体の形状もコンパクトなので、車内をスッキリさせたい方におすすめです。
車内で音楽・通話 Bluetooth コンパクトなFMトランスミッター
再生する音楽に合わせた音質を選ぶことができるイコライザー機能を搭載。ポップスやロック、ジャズなど6種類の中から選ぶことができます。音質重視の方にはたまらない機能ですね。
また多機能リモコンが付属されているので、後部座席からも音量の調節や選曲ができます。友達や家族との旅行やドライブの時に重宝します。
FMトランスミッター/Lightningコネクタ/2.4A/重低音BASSモード付/4ch
iPhoneと有線で接続することによって音楽を再生できるFMトランスミッターです。Apple認証取得済みのLightningコネクタをiPhoneに挿しこむだけの簡単接続が魅力。
さらに 音楽を再生しながら、同時に充電も可能。最大出力2.4AでiPadも充電でき、iPhoneの急速充電にも対応しています。
また嬉しい機能として、 エンジンを切っても、最後に使用していたFM周波数や重低音設定を記憶する「ラストメモリ機能」を搭載。運転の度に設定をする面倒がなくなります。
Bluetooth4.1 ワイヤレスFMトランスミッター 12V車専用 USBx2 通話マイク LINE INポート付
Bluetothに対応したデバイスの音楽再生だけでなく、USBメモリー内のMP3形式音楽ファイルの再生することができます。音楽データの入ったUSBメモリーを接続すれば、FMトランスミッターを使ってワイヤレスで音楽が楽しめます。
さらに有線の音楽再生機器でも音楽が楽しめるようにライン出力ジャック付き。無線、有線の両方の音楽再生機器に対応した万能型FMトランスミッターです。
JAPAN AVE.(ジャパンアベニュー) FMトランスミッター JA996
大手ECサイトAmazonで年間ランキング2017~2019年の3年連続で第1位を獲得した人気FMトランスミッターです。独自の技術によってFMラジオから発生するノイズを軽減するようにチューニングされているのが特長。そのため、雑音の少ないクリアなサウンドを楽しむことができます。充電機能としては、最大4.2AでiPhoneやAndroidなどのスマホやタブレットをスピーディーに充電することができます。また、ポートを3口搭載しているので、3台同時充電が可能。複数のデバイスを持っている人やドライブ時家族や友人のスマホも一緒に充電したい際に重宝します。
参照元 https://japan-ave.com/product/b01kt5cwvuBluetooth接続 FMトランスミッター VTC-BT06C
iPhoneやAndroidスマホ等のBluetooth対応スマートフォンとペアリングしてカーオーディオから音楽を流せるFMトランスミッター。重低音モデルなので車のカーステから迫力ある音色を楽しめます。
規格が新しいBluetoothバージョン5.0に対応していて、安定した接続を実現しています。さらに、FM電波がかぶって音が上手く出せないストレスから開放すべく、周波数を76MHz~90MHzの幅広い141chフルバンドに対応しています。電波が入り交じる電波混信を避けられる選択肢の幅が魅力ですね。また、最後に設定していたチャンネルを自動記憶してくれるので、車に乗り込むたびにチェンネルをあわせる必要がないのも便利なポイントです。
USB-AポートとUSB-Cポートがそれぞれ1つずつ付いていて、スマホやワイヤレスイヤホンなどの小型ガジェットを充電するカーチャージャーの役割も果たしてくれる便利な2in1仕様。天板下部には着信時にすぐさま反応できる物理ボタンも搭載されています。快適なハンズフリー通話をサポートしてくれたり、曲送りや曲戻しなどスマホを操作することもできて安全面に対してもおすすめしたいFMトランスミッターですね。
比較表
ライターから一言
FMトランスミッターはBluetoothタイプや有線タイプに加えて、ハンズフリー通話や外部充電機能など役立つ機能がついているものがあります。
ぜひこの記事を参考にしてご自身の好みに合わせたFMトランスミッターをお選びください。