TVに使えるテレビ用ワイヤレススピーカーは、テレビから離れたキッチンなどにおいて家事をしながら手元で視聴できたり、家族に迷惑をかけずに自分だけで音声を聴けるなどのメリットがあります。
テレビの音声を無線で飛ばして視聴できるテレビ用ワイヤレススピーカーは、自宅で過ごす機会が増えたことで大変人気のアイテム。ソニーやパナソニックなどの大手家電メーカーのみならず、Ankerやオウルテックなど新興メーカーからも多数のワイヤレススピーカーやサウンドバー・首掛けスピーカーなどが発売されています。
そこで、今回は編集部がおすすめするテレビ用ワイヤレススピーカーを厳選しました。テレビで使えるワイヤレススピーカーの選び方や種類、知っておきたい基礎知識もあわせて解説していますので、失敗しないテレビスピーカー選びの参考にしてくださいね。
テレビ用ワイヤレススピーカー人気おすすめ7選
テレビの音を手元で聴ける 簡単操作のテレビ用ワイヤレススピーカー
テレビから離れたキッチンや脱衣所など好きな場所に持ち歩けるテレビ用ポータブルスピーカーです。機械が苦手な方でも簡単に使える分かりやすい説明書が付いているので初心者向きですよ。
2.4GHzワイヤレス接続により、さまたげる壁や家具などが無ければ最大30メートルまでの無線接続が可能。3時間ほどでフルチャージできる充電式になっていて、室内のどこにでも手軽に持ち歩けて連続8時間まで使用できます。
テレビの音を離れた場所でもクリアに聞けるテレビスピーカー用途だけでなく、FMラジオにも対応。災害時にも活躍する実用的なアイテムですね。
改善版 Anker SoundCore 2 IPX7 防水Bluetoothスピーカー
コンパクトサイズでありながら、クリアで迫力あるサウンドを届けてくれるAnker製人気のワイヤレススピーカーです。パワーアップされた2基の6WドライバーとAnker独自のBassUpテクノロジーによって無線とは思えないほどの高音質を実現しています。
音楽再生時間は、最大24時間で丸1日バッテリー切れの心配なく音楽を楽しむことができます。その他にもIPX7の防水性能に対応していて、海や川などの水回りの使用で万が一水がかかってしまっても耐えうる仕様となっています。
屋外のアウトドアやレジャーシーンで使いたい人にはうれしいばかりの性能備えたスピーカーとなっています。
360°Bluetoothスピーカー搭載&USB充電ポート付きサイドテーブル Mellow(メロウ)
Bluetoothスピーカーを搭載したサイドテーブルです。一見するとウッド調のオシャレなサイドテーブルですが、スピーカーを内蔵していて、スマホとペアリングすれば音楽を流すことができます。
内部にはスピーカーを4つ搭載しているため、流れる音楽は360°部屋全体に届き、どの場所にいても聴きづらいといったことがありません。テーブルとBluetoothスピーカーの組み合わせた便利なアイテムとなっています。
Anker Soundcore Icon Mini(サウンドコアアイコンミニ)防水ワイヤレススピーカー
耐衝撃性能に優れた防水防塵ワイヤレススピーカーです。本体は衝撃に強い設計がされていて、防水防塵規格のIP67対応により水の中に落としてしまっても耐えうる性能を備えています。そのため、アウトドアやプール、お風呂、キッチン等の水回りでも安心して使うことができます。
また、片手で持てるほどの小型モデルのため持ち運びにも便利です。付属のストラップを使えばバックパックにつなげたり、お風呂場やテントに吊るすことができます。
フル充電しておけば、最大8時間の音楽再生が可能。屋外や旅行先で音楽を楽しみたい人におすすめのワイヤレススピーカーです。
2WAYサウンドネックBluetoothスピーカー
ネックバンドタイプのワイヤレススピーカーです。置いて使用するBluetoothスピーカーとは異なり、首にかけることで移動しながら音楽を聴くことができます。
また、耳元近くにスピーカーがあるので大音量で迫力のあるサウンドを楽しめる特長があります。首にかけられるので、ランニングやヨガなどの運動をする際に適していて、IPX4対応により汗や雨に濡れても問題ありません。
また、スピーカー本体はネックバンドから着脱が可能で、自宅のリビングや寝室用の据え置き型スピーカーとしても使えます。使用シーンによって使い分けられるのは便利ですよ。運動する時にイヤホンで音楽を聴くと耳への圧迫感が苦手な人におすすめのスピーカーです。
Anker Soundcore mini 2 コンパクト ワイヤレススピーカー
Ankerのオーディオブランド「Soundcore(サウンドコア)」から発売している小型Bluetoothスピーカーです。丸み帯びた円筒形のボディが特長で、持ち運びに便利なモデルとなっています。
音質は6WのドライバーとSoundcore独自のBassUpテクノロジーによって小さな本体からは想像できないほどの迫力あるサウンドを届けてくれます。
本体は、IPX7の防水規格に準拠しているため、最長30分間(水深1mまで)沈めても耐えうる仕様のため、屋外で突然の雨に降られて濡れても安心して使うことができます。
360度 全方位Bluetoothスピーカー「エコランタン」
LEDランタンとスピーカーの一体型ワイヤレススピーカーです。アウトドアでの使用をコンセプトに作られたスピーカーで、IP67の防水防塵性能に対応しています。
屋外で砂がかかったり、雨に振られて水がかかっても耐えうる性能を有しています。夜、テントに吊るしておけば、最大400ルーメンの明るさで辺り一面を照らすLEDランタンとして活躍します。また食事の時に音楽を流せば雰囲気をある空間つくりに役立ちます。
スピーカーとしては360°全方位に音を発するのが特長です。どの方向・位置からでも同じ音の広がり方で聴くことができるで家族や友人等の複数人で行う山でのキャンプ、海でのバーベキュー等の屋外で重宝するBluetoothスピーカーとなっています。
テレビ用ワイヤレススピーカーのメリット
テレビと接続して使えるワイヤレススピーカーを利用するメリットを5つご紹介いたします。
メリット1. 手元でテレビの音がクリアに聴ける
テレビから流れる音を流すことができるワイヤレススピーカーなら、TVから離れた位置でもクリアにテレビの音声を楽しむことができます。
キッチンで調理をしながらテレビ視聴をする場合、音声が聞き取りづらいことはありませんか?そんなときにはテレビ用ワイヤレススピーカーを使うことで自分に近い位置から音声が流れてくれます。手元でテレビの音が流れてくるおかげでクリアな視聴ができます。
家事炊事をしながらテレビを楽しみたい人には大きなメリットだと言えるでしょう。
メリット2. その場にいる全員で音楽を楽しめる
テレビに内蔵されるスピーカーは音質や音量が十分ではなく、必然的に用途や使える範囲が限られてしまいます。
一方、ワイヤレススピーカーなら、明瞭な音質かつ大音量で音楽を聴けるため、その場にいる全員で迫力あるサウンドを体感できます。
人の話し声や雑音にも負けないため、多人数でのパーティや、海・キャンプ場などでアウトドアレジャーを楽しむときのBGMとしても活用できます。
メリット3. 無線接続で配線に悩まない
一般的なスピーカーは、ケーブルを使って有線接続しなければならないため、テレビなどをスピーカーのそばに置いておく必要がありました。
長いケーブルを使用すればスピーカーを手元に置いておくことも可能ですが、今度は配線が邪魔になり日常生活で不便を強いられる可能性があります。
ワイヤレススピーカーは無線通信が届く範囲内なら、テレビの位置に関係なく音声を再生できてキッチンやリビング、寝室や脱衣所・ガレージなど好きな場所でテレビを楽しめます。
メリット4. 持ち運びに便利
AC電源タイプのスピーカーは、コンセントがある場所でしか使用できないので、利用できる範囲が限定されてしまいます。
その点、ワイヤレススピーカーの多くはバッテリーが内蔵されているため、コンセントの有無に関係なく、どこでも音楽を再生できます。
メリット5. 耳に負担をかけない
テレビ視聴をする際、イヤホンやヘッドフォンを使っている方も多いですよね。
ところが、ヘッドホンやイヤホンを使って大音量のテレビ音声を聴き続けると、音を伝える役割を果たす有毛細胞が徐々に破壊され、難聴になるおそれがあります。
ヘッドホンやイヤホンによって起こる難聴を「ヘッドホン(イヤホン)難聴」と言い、WHOによると、世界にいる11億人の若者(12~35歳)がヘッドホン難聴のリスクにさらされているそうです。[注2]
また、イヤホンを長時間つけていると、内部が蒸れて細菌が繁殖しやすくなります。
放っておくと耳の中にカビが生える「外耳道真菌症」になり、強い痛みを感じたり、聴力低下につながったりするおそれがあります。
ワイヤレススピーカーなら、耳に負担をかけずに大好きなテレビ番組をたっぷり堪能できるため、長時間聴いていたい方におすすめです。
[注2]厚生労働省e-ヘルスネット/「ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)」について
ワイヤレススピーカーの選び方
ワイヤレススピーカーは、ニーズを基準にして選ぶのがポイントです。
ここでは後悔しないワイヤレススピーカーの選び方を4つに分けてご紹介いたします。
ポイント1. 音質をチェック
ワイヤレススピーカーは機種によってスピーカーユニットの数や対応コーデックの種類に違いがあります。
音質にこだわるのなら、スピーカーユニットが低音域と高音域の2つに分かれている2WAYスピーカーを選ぶのがおすすめです。
対応コーデックはSBCが主流ですが、高音質を求めるならaptXやAACなど、ワンランク上のコーデックに対応しているかどうかをチェックしましょう。
なお、Wi-Fiタイプでは高音質のハイレゾ音源に対応しているものが多いです。音質を優先するならWi-Fiスピーカーを選ぶのもよいでしょう。
ポイント2. 連続使用時間をチェック
ワイヤレススピーカーに内蔵されているバッテリーは、製品によって連続使用時間が異なります。思う存分長時間のテレビ視聴を楽しみたいなら連続使用時間の長いワイヤレススピーカーを選ぶのがおすすめです。
また、バッテリーが切れた場合の充電方法もあわせてチェックしておきましょう。USB対応のワイヤレススピーカーなら、スマホの充電ケーブルやモバイルバッテリーを使用できるので、比較的簡単に充電できます。
ポイント3. サイズをチェック
ワイヤレススピーカーは、ポケットサイズの物から、小型ラジカセ程度の大きさの物まで、さまざまなサイズの製品がラインナップされています。
ポケットサイズの物は軽量で持ち運びに便利ですが、サイズが小さいぶん、音質や音量が十分でない物もあります。
一方、中型サイズ以上の物は持ち運びにはあまり適しませんが、音量・音質に優れています。
狭いキッチンに利用する場合は小型サイズのものを、アウトドアで利用する場合は中型サイズ以上のものを選ぶと快適に活用できるでしょう。
ポイント4. 入浴やアウトドアで利用するなら防水性もチェック
ワイヤレススピーカーのような電化製品は水に弱いので、バスタイムやアウトドアで利用する場合は防水性の有無もチェックしましょう。
なお、防水性の等級は「IPX+数字」で表され、数字が大きいものほど防水性能が高くなります。
IPX5なら水しぶきが掛かっても問題ありませんが、入浴中などワイヤレススピーカーを水没させるリスクがある場合は、IPX7以上のモデルを選びましょう。
ライターから一言
テレビと無線接続できるワイヤレススピーカーは、場所を問わず、いつでも好きな場所で高音質&大音量のテレビ視聴を楽しめます。
ワイヤレススピーカーの音質、サイズ、連続使用時間、防水機能は、製品によって異なります。記事を参考になさって、用途や利用シーンに合ったものをお選びください。