ラディウスの新作完全ワイヤレスイヤホン「radius HP-P100BT」を入手しました。
音ズレを最小限に抑え、スマホゲームをストレスフリーに楽しめる業界最高レベルの『低遅延モード』を搭載した本製品。
遅延の感じない優れた性能に加え、繊細で力強い高音質、高性能なハイブリッドノイズキャンセリング機能、密閉感の強すぎないカナル型イヤーピースの快適性など見応え充分なスペックが盛りだくさん。
税込16,500円の価格を考えれば、かなりコスパの高いイヤホンだと感じました。その実力を余すこと無くお届けしたいと思います。それではレビューにいきましょう。
製品仕様はこちら。
- 製品名:radius HP-P100BT
- 型番:HP-P100BTK、HP-P100BTB、HP-P100BTW
- JANコード:4531465050034、4531465050041、4531465050058
- カラー:ブラック、ブルー、ホワイト
- メーカー:ラディウス株式会社(東京都中央区銀座)
- イヤーピース:カナル型
- ドライバー:10mm口径ダイナミックドライバー
- 出力音圧レベル:102dB±3dB
- インピーダンス:32Ω
- Bluetoothバージョン:ver5.1(Power Class 2)
- コーデック:SBC、AAC
- プロファイル:A2DP、AVRCP、HFP
- 再生周波数帯域・伝送帯域:20Hz~20000Hz
- 音楽再生時間:イヤホンのみ最大6時間、ケース込み最大21時間
- 充電時間:イヤホン約2時間、ケース約3時間
- ノイズキャンセリング機能:対応
- 外音取り込み機能:対応
- ハンズフリー通話:対応
- マルチペアリング:対応(最大4台)
- ボタン操作:タッチセンサー
- 防水等級:IPX5
- 同梱物:「radius HP-P100BT」本体、充電ケース、イヤーピース、USB-Cケーブル
デザイン、再生時間、防水性能、ボタン操作をチェック
イヤホン筐体は、雲のような形をしたユニークな形状をしています。なかなか珍しいデザインですよね。
ケースは薄型かつ軽量で携帯性が高い部類ですね。ポケットへもスムーズに出し入れできました。
カラバリには、今回レビューしているブラックの他にブルーとホワイトもあります。
イヤホンのみでは連続して最大6時間の音楽再生が可能。ケースに入れて充電することにより、合計で最大21時間の音楽再生ができるそう。
ケースにはUSB-Cポートが備わっているので、付属のUSB-Cケーブルを使って充電します。
防水性能はIPX5に対応しています。野外での雨やスポーツ時の汗にも耐えられる性能があります。
ボタン操作は、タッチセンサー式になっていて触れて操作します。
タッチ感度はまずまずなんですけど、タッチする場所にちょっとコツがいります。ハウジングの真ん中にきちんと指を当てる必要があります。
ズレると反応しないことが多々あるので最初は慣れが必要かもしれませんね。特にトリプルタップで操作するアクションは最初何回もミスりました。(汗)
ただ、タップしたときに音が発生するのが便利でした。陶器のコップを陶器のコースターに置いたときに鳴るような「シャキ」って音?(笑)が聞こえて反応したことが分かりやすくなっています。
操作方法としては、左右どちらかをワンタップで音楽の再生・停止。右耳をダブルタップで曲送り、左耳をダブルタップで曲戻しになります。
ちなみに、着信があった場合にはどちらかをタップすれば電話に出られます。
右耳をトリプルタップで『ノイズキャンセリングモード』のON、さらにトリプルタップで『アンビエントサウンド(外音取り込み機能)』に切り替わり、さらにトリプルタップでOFFとなります。
また、左耳をトリプルタップで『低遅延モード』のON、さらにトリプルタップでOFFになります。
円筒状のカナルイヤピ。圧迫し過ぎず快適な装着感
カナル型のイヤホンなんですけど、イヤーピースが独特。一般的なイヤーピースの場合、丸く開いた形状が多いんですけど、「radius HP-P100BT」はストレートな円筒状をしています。
耳に入れるとカナル型特有の耳穴にビタァ~と密着する感じではなく、適度に空気が通って開放感を覚えます。
なので、遮音性はそれほど高くはありませんが、快適さなら一般的なイヤーピースよりも優れていると言えますね。
正直、装着感には好みが分かれるかなぁ~とも思いますね。
隙間ができないカナル型のぴったり耳穴をふさぐ密閉感を期待している人からすると物足りないかも。
反対にカナル型の閉塞感が苦手な人からすれば、没入感を高めつつもほど良く空間が生じて快適な装着感を覚えるでしょう。僕個人としては、ストレスなく装着できましたね。
混み合う電車で途切れにくい接続。さらに低遅延モードも搭載!
デバイスとの接続はBluetooth 5.1に対応。混み合う通勤ラッシュの電車や電波の飛び交う繁華街でも音が飛ぶことはほとんどなく、接続が安定していました。
自宅でも壁を挟んだ隣の部屋に移動してもまったく途切れずにワイヤレス接続の強さを実現しています。
また、左側のイヤホンを3回連続でタップすることによって『低遅延モード』が起動します。
メーカー公称値によると、業界最高クラスの0.04秒に遅延を抑えているそう。
コーデックにはSBCとAACに対応しているんですが、そのコーデックに関係なく音声データの送受信を最適化してくれるんだとか。
動画視聴はもちろん、iPhoneで音ゲーも試してみましたが確かにディスプレイに映る映像とイヤホンから聞こえてくる音のズレが限りなく少ない印象を受けましたね。
そこまで音ゲーを遊ぶ方ではないんですけど、僕ならストレスなく快適にプレイできる遅延レベルだと感じました。
周辺の音をきっちりカットするノイズキャンセリング機能
「radius HP-P100BT」はハイブリッドノイズキャンセリング機能が採用され、マイクで集音したノイズに逆位相の音をぶつけて消音する機能になっています。
不快な雑音をより的確に打ち消してくれるので、実際使っていてかなり性能が高いと感じました。
地下鉄や電車に乗っているときに低音のゴォー!っという地響きのような騒音をしっかりカットしてくれます。音楽や動画で音が押し負けずに視聴できますよ。
ちなみに、音楽をストップした状態でもノイキャンが使えるので、勉強や作業に集中したいときに役立ちますよ。
外音取り込み機能にも対応しています。
イヤホン装着中でも会話ができる性能はあります。しかし、マイクで拾ってきた音って感じがするのでナチュラルではないですね。
ただ、電車内のアナウンスやレジでの会話など十分に耳へ取り込むことができました。
繊細かつパワフルな高音質
音質に関しては、解像度が高く繊細な音であり、パワフルな音圧を発する2万円以下なら満足の高音質でした。
ドライバーに口径10mmのダイナミック型を積んでいて音に厚みがあり、力強さがあります。
低音が強めでありながら音の角が丸いイメージで聴き疲れしにくい感じ。そして、分離感のある中音と高音の気持ち良い鼓膜への刺さり具合を覚えます。
ノイキャンをONにしながら視聴すれば没入感を高められます。アッパーな曲からしっとり系の曲までジャンルレスに使える万能タイプの高音質だと言えます。
音楽を聴いていてパンチ力と心地よさのバランスが取れたチューニングに仕上がっていて好みでした。
WEB会議でクリアな音声のやりとりができる通話品質
ハンズフリー通話に対応しているマイク性能をみていきます。パソコンとイヤホンをBluetoothペアリングして、WEB会議に使ってみました。
雑音が混じったりもせず、明瞭な音声のヒアリングができます。くっきりとクリアな声が聞けますね。イヤホンに内蔵されるマイクの集音性能も良くて、小声で話しても拾ってくれて通話相手に届きます。
また、僕の環境では通話相手の口元の動きと音声がほとんど同時に聞こえます。タイムラグがないおかげで「はい、はい」と相槌しやすく、コミュニケーションがとりやすいオンライン会議が行えました。
音楽視聴用やゲーム用だけでなく、お仕事用イヤホンとしてもしっかり機能する完全ワイヤレスイヤホンだと言えますね。
動画レビューはこちら
ライターから一言
ジャンルレスに楽しめる高音質によって音楽視聴用のイヤホンとしてだけでなく、低遅延モードによるスマホゲーム用イヤホン、さらにクリアな音声やりとりができるWEB会議用イヤホンなど万能に使えるワイヤレスイヤホンでしたね。