3ポートを備え最大65W出力、全ポートを使用している状態でもUSB-Cポートから最大40W出力を出せるプラグ付きUSBアダプタ「Anker PowerPort III 3-Port 65W Pod」を紹介したい。
記事執筆時点での価格は5,990円(税込)。
ノートパソコン、スマートフォン、タブレットにBluetoothイヤホンなど持ち歩く物が多様化している昨今、これ一台でまかなえる!といった類のUSB充電器が人気。
例に漏れず最近発売された「Anker PowerPort III 3-Port 65W Pod」はUSB-Cを2ポート、USB-Aを1ポート搭載した3ポートの小型タイプ。
特筆すべきは、3ポート同時に利用している場合であっても、メインのUSB-Cポートから40W出力に対応していることだ。ノートPCをしっかり充電しつつ、小型ガジェットを充電するシーンで役立つ。
オフィスや自宅、カフェや移動中など働く場所の制約がなくなった今、携帯性の高い小型かつ高出力、加えて3つまでの電子機器を同時充電に対応しているメリットは大きい。
さっそく詳細を確認していこう。
製品仕様はこちら。
- 製品名:Anker PowerPort III 3-Port 65W Pod
- 型番:A2667N11
- JAN:4571411196720
- メーカー:アンカー・ジャパン株式会社(東京都千代田区)
- 種別:USB充電アダプタ
- プラグ:折りたたみ式
- 寸法(約):38mm×29mm×66mm ※プラグ部を除く
- 重量(約):130g
- 入力:100-240V ~ 1.8A 50-60Hz
- 搭載ポート:USB-C×2口、USB-A×1口
- Anker GaN II:搭載
- PowerIQ 3.0(Gen2):搭載
- 単ポート利用時の出力: USB-C→5.0V=3.0A・9.0V=3.0A・15.0V=3.0A・20.0V=3.25A(最大65W) PPS出力→3.3V-16.0V=3.25A(最大52W) USB-A→4.5V=5.0A・5.0V=4.0A・5.0V=4.5A・5.0V=3.0A・9.0V=2.0A・12.0V=1.5A(最大22.5W)
- 2ポート利用時の出力: USB-C(2ポート同時)→45W+20W(合計最大65W) USB-C(上部)+USB-A→40W+22.5W (合計最大62.5W) USB-C(下部)+USB-A→12W+12W (合計最大24W)
- 3ポート利用時の出力:40W+12W+12W(合計最大64W)
- 安全規格:IEC 62368-1準拠
3台同時に充電。しかも、USB-CからMax40W出力
搭載しているポートには、USB-Cポートが2つ、そしてUSB-Aポートが1つの合計3ポート体制だ。
ここのところのAnker充電器では主流になっている窒化ガリウム採用の「Anker GaN II」を採用していたり、「PowerIQ 3.0 (Gen2)」を搭載するなど最先端のテクノロジーが詰め込まれた製品だ。
上部のUSB-Cポートのみ使用した場合には最大65Wの高出力を実現している。
複数のUSBポートを備える充電器を利用している人なら分かってもらえると思うが、同時にケーブルを接続してデバイス数台を充電しているとメインでチャージしたいPCへの充電が遅くなる。
最大出力60W!って謳っていても、複数のデバイスを同時充電すれば出力が分散され、どうしてもパワー不足に陥ってしまうのだ。
出先のカフェでパソコンを充電しながら作業をしつつ、手持ちのスマホやイヤホンなどをいっぺんに短時間でチャージしておきたいシチュエーションにおいてはもう少しパワーが欲しい。
そんな要望に応えるべく、「Anker PowerPort III 3-Port 65W Pod」では3ポート同時使用の環境でも、USB-Cポートから最大40W出力が可能だ。
40W出力までのMacBook Air等のラップトップPCなら理論上はフルスピードで充電できる。
他にも、ユーザの多い13インチMacBook Proあたりもフルスピードとまではいかないものの、作業しながら充電するにはまずまずの出力をだせる。
3ポート使用時のそれぞれの出力については、40W・12W・12Wというように振り分けられる。
iPhone13Proのフルスピード充電には20W欲しいところだが、まぁまずまず。スマートフォンやワイヤレスイヤホンをちょこっと充電しておくには十分だ。
直近発売されているiPhone13シリーズには充電アダプタが付属していない。故に、iPhone充電用に別途買い揃える人もいるだろう。
そういった人にも選択肢に入ってくるUSB充電アダプタだと思う。PCを持ち歩かないなら別だが、出先でバリバリ作業をするノマドワーカー的な生活をしている社会人にはメリットがある。
どうせなら複数ポート付きが便利だからだ。
テレワークによって家だけで仕事をしているとメンタル的に参ってくることもあるだろう。たまには気分転換にカフェや図書館などで作業をしてみるのも個人的にはおすすめだ。
今までガジェットごとにアダプタを分けて持ち歩いていたのなら、この1台で事足りることも多いだろう。荷物が減り、外出が楽になる。
持ち歩く上で手頃なサイズ感と折りたたみプラグ
最大65W出力クラスでなおかつUSBポートが3口搭載されているプラグ付きUSBアダプタという前提にたてば、「Anker PowerPort III 3-Port 65W Pod」は携帯する上で手頃なサイズ感だ。
3ポート体制ながら、縦6.6センチ、横3.8センチ、高さ2.9センチの小型サイズ。
メーカー公称によると、一般的な60W出力以上のUSBアダプタよりも約55%サイズダウンしているそうだ。
さらに、折りたたみ式のコンセントプラグにより、携帯する場合に突起物のない長方形になる。
プラグがむき出し状態にならないことで、他のガジェットと一緒にポーチやバッグの中に入れている際、プラグが接触してキズ付けてしまうリスクも減らせる訳だ。
重さについても、単一電池よりも軽量な約130gほどしかない。
携帯用の小さなBluetoothマウスを少し重くしたくらいなので、荷物が増えて負担になることも少ないだろう。
この類の充電器は近年急速に小型化が進み、有象無象に類似商品がある。その中には設計や製造の甘さから異常な発熱やひいては発火につながるケースもある。
その点、Ankerは国際規格IEC 62368-1に準拠した安全な作りに基づいており、加えてAnker独自に過電圧保護やショート防止・温度管理といった対策が講じられている。
そういったことをふまえると、大切なパソコンやスマホなどのガジェットをチャージする充電器を選ぶ上でAnkerは有力候補だと言える。
動画レビューはこちら
ライターから一言
普段からMacBook等のノートPCを持ち歩いて出先で作業をするビジネスパーソンや学生にはメリットが大きい充電器だ。PCに限らず、スマホやタブレットなど複数台携帯していても、複数台充電に対応でき、なおかつ小型でカバンに忍ばせておける。外出での充電用途として選択肢に入れても良いだろう。