北欧スウェーデンのおしゃれイヤホンブランドdefunc(デファンク)から秋に発売された「defunc TRUE AUDIO」を入手しました。
マットでミニマルな佇まいを魅せる外観。ステムを長めにとったデザインで、装着者耳元をスタイリッシュに演出します。
聴き込んでみましたが、装着感の高さが際立ちましたね。5時間つけっぱなしにしていても、痛くならないし、疲れないんです。
優しく耳にフィットする長時間装着向けイヤホンであり、フラットな音質が聴き疲れしにくく心地良い聴き心地を実現しています。
使って分かったメリットはもちろん、逆にイマイチだった点もあったので、忖度なしにレビューしていきます。
製品仕様はこちら。
- 製品名:defunc TRUE AUDIO
- JAN:4589671032252、4589671032276、4589671032269
- カラー:ブラック、ブルー、ホワイト
- ブランド:defunc(デファンク)
- 販売元:株式会社THT Japan(東京都千代田区)
- 重量(約):49g
- コーデック:SBC、AAC
- Bluetoothバージョン:5.3
- バッテリー容量:イヤホン50mAh、ケース500mAh
- 連続再生時間:4~5時間
- ケース充電回数:4~5回
- 防水等級:IPX4
- ドライバー口径:13mm
- 感度:103±3dB(1kHz)
- 周波数:20Hz~20kHz
- アプリ:対応
- 同梱物:「defunc TRUE AUDIO」本体、充電ケース、USB-C充電ケーブル、イヤーチップ(S・M・Lサイズ)、説明書
北欧らしい「主張しないおしゃれ」なミニマルデザイン
イヤホンもケースもマットテイストな一色使いでミニマルデザインがおしゃれですね。耳にステムがちょろっと出ていて、それがまたかっこいい。
カラーバリエーションには、モダンなブラック、奥深いブルー、上品なホワイトの3色展開です。
北欧ブランドらしい控えめな落ち着いたカラーリング。「主張しないオシャレ」みたいなものを感じますね。男女問わずに好きな人の多い流行りのデザインだと思います。
また、マット加工は指紋もつきにくいメリットがあるので、使い勝手が良いのもポイント。特にケースを手にしているときに肌なじみが良くて、ずっと持っていたい気分になります。
防水性能もあり、規格としてはIPX4に相当。雨や汗にも使えます。
ただし、操作には留意が必要かも。
ハウジングあたりをタッチして操作するタッチセンサータイプですが、正直微妙。僕の指がダメなのか分かりませんが、レスポンスが悪くて反応してくれないことが数回ありました。
他のタッチセンサータイプのイヤホンではなかったことなので、ちょっぴり残念でしたね。
ちなみにアプリからアクション変更もできるので、使いやすいようにカスタマイズしてみてくださいね。
バッテリー持ちをチェック
イヤホンのみで連続して4時間前後はかるく持ちます。テレワークなら半日くらいの作業、通勤の移動中には音楽や動画を目一杯楽しんでも十分なバッテリー持ちです。
ケースに入れてイヤホンを4~5回ほどフル充電できます。オフィスへ通勤している社会人なら、通勤中やWeb会議などで使用して1週間は持つんじゃないでしょうか。
充電にはUSB-Cポートから付属のケーブルを接続してチャージします。ワイヤレス充電には対応していません・・残念。
不快感のなく耳へフィット
カナル型でステムの長めな形状をしています。イヤーピースが楕円形をしていて、細長いタイプです。
耳に接する面はマットで緩やかな曲線なので、優しくフワッとフィットしてくれます。数時間平気で付けられる不快感のなさが良かったですね。
僕の場合、5時間使い続けても違和感はなし。久々に長時間作業向きのイヤホンに出会った感じです。
軽いし、装着感が心地よくて、疲れにくく痛くなりにくいイヤホンだと言えます。数々イヤホンをレビューしていますが、その中でも上位にランクする軽快でノンストレスな付け心地でしたね。
都内でほとんど途切れなかった
Bluetooth規格は新しいバージョン5.3に対応しています。そのせいか、都内でほとんど音途切れが発生しませんでした。
満員電車、繁華街、オフィスなどさまざまな場所で付けて音楽を聴いてみましたが、電波の混線にも負けない安定したワイヤレス接続を実感しました。
安心して聴けるフラットで優しい音
コーデックにはiPhoneユーザにうれしいAAC対応しています。積んでいるドライバーは13mmの大きめサイズ。
アプリからプリセットされたイコライザーを変更できます。
iPhone 14 Proでアップルミュージックの音源を聴き込んでみました。
耳に優しいフラットな音質。スッキリしているという表現が合う癖のなさが心地良いです。
どこかが尖っているとか、迫力が出すぎているということがなくてリラックスして聴けるイヤホンです。
もうちょっと踏み込むで言えば、音圧を抑えて閉じ込めているような印象を受けるので、人によっては籠もって聴こえてしまうかもしれませんね。
良くも悪くも音の迫力みたいなものを重要視していないので、主張しすぎず安心して聴いていられるイメージ。
「チルくて出しゃばらない」音色ですね。
全音域で尖りすぎないマイルドさがあるので、作業中などに長時間音楽をBGMにして聴きたいユーザには向いています。
音楽ジャンルで言えば、アコースティックギターを主にした弾き語り系歌モノとか、繊細なクラシック、あとは一般的なポップスでも合うし、チルいLo-Fiあたりにおすすめしたいかな。
反対にEDMやロックなどガツンと聴きたい音楽を良く聴くなら別のイヤホンへって感じです。
音声通話やビデオ通話にも使用できます。マイクの性能は比較的高くて、僕の声をクリアに伝えてくれました(録音して他社製イヤホンと比較済み)。
プライベートだけじゃなく、お仕事でも十分使えるイヤホンだと言えます。
ライターから一言
「作業しながら、家事をしながら、乗り物に乗りながら」といった長時間装着し続けても優しく耳に寄り添ってくれるイヤホンでしたね。外観もデファンクらしいオシャレデザインなので、ファッション感覚でもアリですよ。