あの2大カスタムIEMブランド「qdc」と「FitEar」のコラボモデル、「SUPERIOR EX」がやはり凄すぎた！

2024.5.11
中国深センに本拠を置くカスタムIEMブランドで、中国のステージモニター用カスタムイヤーモニターとして70%を超えるシェアを誇る「qdc（キューディーシー）」と日本国内におけるプロフェッショナル・オーディオ市場のカスタムイヤーモニターとしてNo.1のシェアを誇る「FitEar」。

この2大ブランドのコラボレーションモデルということで話題となっているイヤホンが「SUPERIOR EX」です。 早速、入手し使ってみたのでレビューします。

こんな人におすすめ

  • 高音質イヤホンを求める人
  • ボーカルを重視する人
  • 映画やゲームもイヤホンで楽しみたい人
  • フィット感の良いイヤホンを求める人

メリット

  • 高域から低域までバランスの良い音
  • コスパが良い
  • フィット感が抜群に良い
  • リケーブルが可能

デメリット

  • 専用4.4㎜ケーブルが別売り
  • 音場（空間）は狭めな印象
  • 周りの音が聞こえない

1分でわかる！「SUPERIOR EX」の特徴・魅力

初代「SUPERIOR」と比較すると上品な低域はそのままに、少し苦手としていた高域ラインの解像度が上がり、伸びのある高域も楽しめる全体的にバランスの取れたサウンドになった印象。
得意な音楽ジャンルが「SUPERIOR」より増えたことはもちろんのこと、映画やゲーム（RPG、アクション）でも高音質を楽しむことができる有線イヤホンです。 この「qdc」と「FitEar」がコラボした高音質イヤホンを3万円以下で購入できるのはかなりコスパが良いですね。

●商品仕様はこちら：
商品名 SUPERIOR EX
ドライバー ダイナミック型（10mm径シングルフルレンジ）
ドライバー数 1DD / 1ドライバー（片側）
形式 密閉型
周波数応答範囲 10 – 40,000 Hz
入力感度 100 dB SPL/mW
インピーダンス 16Ω
外音遮断 26dB
ケーブル/プラグ 銀メッキOFC導体4芯ケーブル（約120cm）
※ブラックカラーPVC被膜使用
コネクター カスタムIEM 2pin、プラグ（金属スリーブ使用ストレート）3.5mm3極
付属品 SUPERIOR EX Cable 3.5mm3極アンバランス、qdcTips Soft-fitシリコンイヤーピース：3ペア（S/M/L）、ダブルフランジシリコンイヤーピース：3ペア（S/M/L）、クリーニングツール、オリジナルキャリングケース

質の高いかっこいいデザイン

イヤホンのシェルとフェイスプレートにアルミ筐体が採用されていて、上品な艶感のある「SUPERIOR」から、かっこよさを感じるマットな質感へ変わりました。

画像の左が「SUPERIOR EX」。画像右が「SUPERIOR」です。

コネクターは「SUPERIOR」同様に汎用性が高いカスタムIEM 2pinコネクターとなっています。ケーブルを変えて音の変化を楽しみたい方には嬉しい仕様ですね。

同梱物は本体、クリーニングキット、シリコンイヤーピース各サイズ、キャリングケース。

シリコンイヤーピースはソフトフィットとダブルフランジの2種類で各3サイズ。調整サイズが多いのはありがたい。

キャリングケースも保護性能が高く、内部にメッシュポケットもついているため、替えのイヤーピースや他の交換ケーブルなどが一緒に収納できます。

最高のフィット感

耳の形状など個人差はあるかもしれませんが、「SUPERIOR」同様にフィット感は非常に良いです。

正面から見た場合も耳にフィットしており、飛び出し感がないためすっきりした見た目です。 ケーブルについてはシュア掛けできる型がついているタイプのため、装着した際の安定感があります。

「qdc」と「FitEar」のコラボサウンド

再生音圧を上げても破綻しにくいようにピークが生じる部分を抑制し、本来音楽が持つ広大なダイナミクスの再現に注力。より幅広い楽曲へのマッチングをさせることを目的としFitEarと共同チューニングを施したとのこと。

チューニングを活かすために筐体素材をアルミニウムに変更。共振を抑制し、細かなサウンドディテールの強化と共に程よい低音域の余韻を引き出すことに成功しています。

又、ケーブルについては、ダイナミックレンジと深いサブベース再生をユーザーが体感できるようにオリジナルの銀メッキOFC導体4芯線ケーブルを採用。
「SUPERIOR EX」はSUPERIORをベースに、チューニング、筐体素材、ケーブルをコンセプトに沿うようにトータルバランスを考えながらアップデートしたとのこと。

FitEarとのコラボにより、SUPERIORが進化し、先に述べた高域ラインの解像度と伸びの良さに繋がった印象を受けます。 これによる得意なジャンルが増えたことが個人的にはgood。
YouTubeや映画の視聴も試しましたが、特に映画との相性は良く、アクション・サスペンス・ホラーなどは迫力のある音を楽しめました。

ゲームについては、やはりアクションやRPGなどとの相性が良いですね。 足音などを重視するFPSゲームは不向きだと感じました。他の音もしっかり聞こえてしまうことと、距離感や方向がつかみにくい印象を受けました。

バランス接続

バランス接続は初代「SUPERIOR」同様に大きく変化します。全体的に分離感、解像度が上がり、煌びやかになった印象を受けます。

又、ケーブルは「SUPERIOR EX」 専用の「SUPERIOR EX Cable 4.4-IEM2pin」ケーブルを使用することをおすすめします！
「SUPERIOR Cable for Gaming-IEM2pin」も試しましたが、専用ケーブルと比較すると、やはり高域が少しボヤっとした印象を受けました。

ライターから一言＆ご購入はこちら

あのqdcの「SUPERIOR」とFitEarのチューニングが加わった高音質のイヤホンを3万円以下で購入できてしまうのはやはりコスパが良いです。 特にSUPERIORを良かったと感じた方にはステップアップのミドルクラスイヤホンとしておすすめします。

こんな人におすすめ

  • 高音質イヤホンを求める人
  • ボーカルを重視する人
  • 映画やゲームもイヤホンで楽しみたい人
  • フィット感の良いイヤホンを求める人

メリット

  • 高域から低域までバランスの良い音
  • コスパが良い
  • フィット感が抜群に良い
  • リケーブルが可能

デメリット

  • 専用4.4㎜ケーブルが別売り
  • 音場（空間）は狭めな印象
  • 周りの音が聞こえない
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